アスパラガスの話の続きである。
昔、サブリミナル広告という言葉が話題になった。
この技法は、人を無意識のうちに操るものだとして強いバッシングを受け、
現在では禁止されるに至っている。
技術が進歩すると、技術を規制する動きがでるのが世の流れ。
ますます進化する広告技術について警鐘が鳴らされる時代も、
遠くはないのではないかと思う。
例えば、こんな規制について
大真面目に論議される日がくるかもしれない。
「人の自由な意思決定を妨げる広告や販売手法は、禁止すべきである」
具体的な矛先は、こんな感じだ。
・商品と無関係なものから商品を想起させる広告
(例えば、アスパラガスを見て自動車税を思い出させる広告)
・選択肢を限定的に提示し、利用者を意図的に誘導する販売手法
(例えば、高価なパーツのみを選択肢に並べ、
いずれかのパーツが必要と錯誤させるもの)
本当にこんな規制が行われれば、
広告業界は大混乱になるに違いない。
しかし、人権擁護に熱心なこのご時世。
あながちあり得ないとも言えないのでは?